Animi bonum animus inveniat.

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「アニミー・ボヌム・アニムス・インウェニアト」と読みます。
animī は「魂、心」を意味する animus,-ī m. の単数・属格で bonum にかかります。
bonum は「善」を意味するbonum,-ī n.の単数・対格です。
animus は第2変化名詞animus,-ī m.の単数・主格で、文の主語です。
inveniat は「見出す、発見する」を意味する第4変化動詞 inveniō,-īre の接続法・能動態・現在、3人称単数です。
この接続法は「命令・義務」のニュアンスを持ち、「見出すべきだ、見出すのがよい」と訳せます。
「魂の善良さは魂が見出すべきである。」
セネカの『幸福な生活について』(De Vita Beata)の中に見られる表現です(2.2)。

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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