Nullum saeculum magnis ingeniis clausum est.

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語彙と文法

「ヌッルム・サエクルム・マグニース・インゲニイース・クラウスム・エスト」と読みます。
nullumは英語のnoにあたる代名詞的形容詞nullus,-a,-umの中性・単数・主格で saeculumにかかります。
saeculumは「時代」を意味する第2変化名詞saeculum,-ī n.の単数・主格です。
magnīsは「偉大な」を意味する第1・第2変化形容詞magnus,-a,-umの男性・複数・与格です。
ingeniīsは「才能、天才」を意味する第2変化名詞ingenium,-ī n.の複数・与格です。
clausumは「閉ざされた」を意味する第1・第2変化形容詞clausus,-a,-umの中性・単数・主格です。
「いかなる時代も偉大な天才たちに閉ざされていない」と訳せます。

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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