Dona nobis pacem. 我々に平和を与えよ

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語彙と文法

「ドーナー・ノービース・パーケム」と読みます。
dōnā は「与える」を意味する第1変化動詞 dōnō,-āre の命令法・能動態・現在、2人称単数です。
nōbīs は、1人称複数の人称代名詞nōsの与格です。「私たちに」という意味です。
pācem は、「平和」を意味する第3変化名詞 pax,pācis f.の単数・対格です。
「我々に平和を与えよ」という意味になります。

ミサの語句として

表題のラテン語はミサの語句として知られます。詳しくはウィキペディアの説明をご覧ください。

ドナ・ノービス・パーチェム (Dona nobis pacem) は、「われらに平和を与えたまえ」を意味するラテン語の語句。ミサを構成する通常文のひとつである「Agnus dei(アニュス・デイ、神の子羊)」の中に見える語句であり、これに基づいてミサ曲を構成する楽曲のひとつの名称とされることがよくある。

日本語では、「ドナ・ノビス・パーチェム」などとも表記される。

日本語における楽曲名としては、「われらに平和を与えたまえ」、「平和をわれらに」などとされることがある。

ウィキペディア
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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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