Disce quasi semper victurus, vive quasi cras moriturus. 永遠に生きるかのように学べ、明日死ぬかのように生きよ

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「ディスケ・クゥァシ・センペル・ウィクトゥールス・ウィーウェ・クゥァシ・クラース・モリトゥールス」と読みます。
disce は「学ぶ」を意味する第3変化動詞 discō,-ere の命令法・能動態・現在、2人称単数です。
quasī は「あたかも~のように」を意味する副詞です。
semper は「いつも、永遠に」を意味する副詞です。
victūrus は「生きる」を意味する第3変化動詞 vīvō,-ere の未来分詞、男性・単数・主格です。
vīve は「生きる」を意味する第3変化動詞 vīvō,-ere の命令法・能動態・現在、2人称単数です。
crās は「明日に」を意味する副詞です。
moritūrus は「死ぬ」を意味する形式受動態動詞 morior,-rī の未来分詞、男性・単数・主格です。
「永遠に生きるかのように学べ、明日死ぬかのように生きよ」と訳せます。
作者不詳のラテン語格言です。

関連するセネカの言葉

表題の言葉はセネカのものではありませんが、その著作にはよく響き合う言葉が見られます。『倫理書簡集』第76書簡で、セネカはこう述べます(Sen. Ep. 76.3)。

tamdiu discendum est quemadmodum vivas quamdiu vivas.
「生きている限り、いかに生きるべきかを学び続けなければならない。」

また『人生の短さについて』(Sen. Brev. 3.4)では、

Tamquam semper victūrī vīvitis.
「君たちは永遠に生きるかのように生きている。」

と述べ、いつまでも生きられると思って今を先送りする姿勢を戒めています。さらに同じ作品には、

Omnia quae ventūra sunt in incertō iacent: prōtinus vīve.
「これから起こることはすべて不確かである。今すぐ生きよ。」

という言葉もあります(Sen. Brev. 9.1)。

生きている限り学び続けること。そして、生きることそのものは明日に先送りしないこと。表題の格言は、この二つの心構えを鮮やかに一つに結びつけています。

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー『神々の本性について』(岩波書店)、ネポース『英雄伝』(講談社学術文庫)、プラウトゥス『カシナ』、テレンティウス『兄弟』、ルクレ―ティウス『事物の本性について』(いずれも京都大学学術出版会)。単著に『ローマ人の名言88』(牧野出版)、『しっかり学ぶ初級ラテン語』、『しっかり身につくラテン語トレーニングブック』、『ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」』(いずれもベレ出版)、『お山の幼稚園で育つ』(世界思想社)。

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