Diliges proximum tuum sicut te ipsum.

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「ディーリゲース・プロクシムム・トゥウム・シークト・テー・イプスム」と読みます。
dīligēsは「愛する」を意味する第3変化動詞dīligō,-ere の直説法・能動態・未来、2人称単数です。この未来は命令のニュアンスを帯びます。
proximum は「隣人」を意味する第2変化名詞 proximus,-ī m.の単数・対格です。
tuumは2人称単数の所有形容詞tuus,-a,-umの男性・単数・対格で、proximumにかかります。
sīcutは「あたかも~のように」を意味します。
tē は2人称単数の人称代名詞tū の対格です。
ipsumは強意代名詞ipse,-a,-um の男性・単数・対格で、tēにかかります。
「あなたの隣人を、あなた自身のように愛しなさい」と訳せます。
マタイ伝19章19節が出典です。

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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