Carmina morte carent.

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「カルミナ・モルテ・カレント」と読みます。
carmina は「作品、歌」を意味する第3変化名詞 carmen,-minis n. の複数・主格です。
morte は「死」を意味する第3変化名詞 mors,mortis f. の単数・奪格です。
carent は名詞の奪格形をとり、「<奪格>がない、免れる」を意味する第2変化動詞 careō,-ēre の直説法・能動態・現在、3人称複数です。
「歌は死を免れる」、「作品(歌)は不死である」という意味です。
オウィディウス、『恋の歌』に見られる表現です。

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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