Laus in amore mori.

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Propertius:Laus in amore mori.

語彙と文法

「ラウス・イン・アモーレ・モリー」と読みます。
laus は「名誉、誉れ」を意味する第3変化名詞laus,laudis f.の単数・主格です。文の補語です。
inは「<奪格>において」を意味する前置詞です。
amōre は「愛」を意味する第3変化名詞 amor,-ōris m. の単数・奪格です。
morī は「死ぬ」を意味する形式受動態動詞 morior,-rī の不定法・現在です。
動詞estを補って解釈します。
「恋の中で死ぬことは誉れ(である)」と訳せます。
ローマの恋愛詩人プロペルティウスの『詩集』に見られる言葉です(2.1.47)。
「恋のさ中に死ぬのは誉れ。一つの恋を喜べるなら、それもまた誉れ」という詩句に見られる表現です。

プロペルティウスの作品を読む

ロウブ(羅英対訳)をお勧めします。

Elegies (Loeb Classical Library)
Propertius G. P. Goold
067499020X

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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