Cautor captus est.

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プラウトゥス

語彙と文法

「カウトル・カプトゥス・エスト」と読みます。
cautor は「用心深い者」を意味する第3変化名詞cautor,-ōris m.の単数・主格です。
captus は「とらえる、欺く」を意味する第3B変化動詞 capiō,-ere の完了分詞、男性・単数・主格です。
estは不規則動詞sum,esseの直説法・現在、3人称単数です。
captusはest とあわせ、capiōの直説法・受動態・完了、3人称単数を作ります。この完了は格言的完了とみなせます。
「用心深い者は騙される」と訳せます。
プラウトゥスの喜劇に出てくる言葉です(『捕虜』、255)。

プラウトゥス

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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