Omnia munda mundis.

  • URLをコピーしました!

語彙と文法

「オムニア・ムンダ・ムンディース」と読みます。
omnia は「すべての」を意味する第3変化形容詞omnis,-e の中性・複数・主格です。
munda は「清らかな、清い」を意味する第1・第2変化形容詞mundus,-a,-um の中性・複数・主格です。
mundīs はその男性・複数・与格です。ここでは名詞として用いられ、「清い心の者にとって」と訳せます。
sunt が省略されています。
「清い心の持ち主にはすべてが清らかである」と訳せます。
『新約聖書』の言葉です。

mundīsはいわゆる「形容詞の名詞的用法」ですね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次