De omnibus dubitandum.

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「デー・オムニブス・ドゥビタンドゥム」と読みます。
dē は「~について」を意味する前置詞で、奪格をとります。
omnibus は「すべて」を意味する第3変化形容詞 omnis,-e の中性・複数・奪格です。名詞的に使われています。
dubitandum は「疑う」を意味する第1変化動詞 dubitō,-āre の動形容詞、中性・単数・主格です。「疑われるべき」と訳せます。
不規則動詞sumの直説法・現在、3人称単数の estが省かれています。dubitandum est は「動形容詞の非人称表現」と呼ばれます。「疑われるべきことが(dubitandum)ある(est)」という意味から、「疑うべきである」と訳します。
「すべてについて疑うべし」という意味です。
「あらゆること(omnibus)について(dē)疑うべきである(dubitandum)」と訳せます。

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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