Urbem marmoream relinquo, quam latericiam accepi.

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「ウルベム・マルモレアム・レリンクゥォー・クゥァム・ラテリーキアム・アッケーピー」と読みます。
urbem は「都市、都」を意味する第3変化名詞 urbs,urbis f. の単数・対格です。
marmoream は「大理石の」を意味する第1・第2変化形容詞 marmoreus, -a, -um の女性・単数・対格です。
relinquō は「残す」を意味する第3変化動詞、直説法・能動態・現在です(このままの形で辞書に載っています)。
quam は関係代名詞 quī, quae, quod の女性・単数・対格です。先行詞は urbem です。
latericiam は「レンガ造りの」を意味する第1・第2変化形容詞 latericius, -a, -um の女性・単数・対格です。
accēpī は「受け取る」を意味する第3変化動詞 accipiō の直説法・能動態・完了、1人称単数です。
「私はレンガ造りの都として受け取った都(ローマ)を大理石ででてきた都として残す」と訳せます。
スエートーニウスがアウグストゥスの言葉として紹介しています。

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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