Natura non facit saltum.

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「ナートゥーラ・ノーン・ファキト・サルトゥム」と読みます。
nātūra は「自然」を意味する第1変化名詞 nātūra,-ae f.の単数・主格で、文の主語です。
facit は「つくる、なす」を意味する第3変化B動詞 faciō,-ereの直説法・能動態・現在、3人称単数です。
saltum は「飛躍」を意味する第4変化名詞 saltus,-ūs m.の単数・対格です。
「自然は飛躍しない(飛躍をつくらない)」と訳せます。
saltum を複数形にしたsaltūs (サルトゥース)の形でも知られます。
自然は一足飛びに進まず、段階的に進むという趣旨です。
ライプニッツやリンネが好んだ言葉とされます。

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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