Justitia omnibus. 万人に正義あれ

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「ユスティティア・オムニブス」と読みます。
justitiaは第1変化名詞justitia,-ae f.(正義、公正、公平)の単数・主格です。
omnibusは第3変化形容詞omnis,-e(すべての)の男性・複数・与格です。名詞的に用いられ、「すべての人々に」を意味します。
英訳はJustice for all.となります。日本語訳は「すべての人々のための正義」としても、「すべての人々のために正義はある」としても、どちらでもよいでしょう。後者の場合、動詞estを補うことになります。
一方「万人に正義あれ」という願望を表す場合、補う動詞はsitになります。estはsum,esse(ある)の直説法、sitはその接続法・現在です(3人称単数)。
ワシントンD.C.の標語です(1871年以来)。

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー『神々の本性について』(岩波書店)、ネポース『英雄伝』(講談社学術文庫)、プラウトゥス『カシナ』、テレンティウス『兄弟』、ルクレ―ティウス『事物の本性について』(いずれも京都大学学術出版会)。単著に『ローマ人の名言88』(牧野出版)、『しっかり学ぶ初級ラテン語』、『しっかり身につくラテン語トレーニングブック』、『ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」』(いずれもベレ出版)、『お山の幼稚園で育つ』(世界思想社)。

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