Qui per virtutem periit non interit.

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「クゥィー・ペル・ウィルトゥーテム・ペリイト・ノーン・インテリト」と読みます。
quīは関係代名詞、男性・単数・主格です。先行詞IsまたはIlleが省略されています。
perは「~を通じて、~によって」を意味する対格支配の前置詞です。
virtūtemは「勇気、美徳」を意味する第3変化名詞 virtus,-ūtis f.の単数・対格です。
periitは「死ぬ、亡びる」を意味する不規則動詞 pereō(per+eō)の直説法・能動態・完了、3人称単数です。
interitは「死ぬ」を意味する不規則動詞intereo(inter+eō)の直説法・能動態・現在、3人称単数です。
「勇気によって(勇気をふるって)死んだ者は死んでいない」と訳せます。
プラウトゥスの『捕虜』に見られる言葉です(Captivi, 690)。

ローマ喜劇集 (1) (西洋古典叢書)
プラウトゥス 木村 健治
4876981205

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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