Alcinoo poma dare.

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「アルキノオー・ポーマ・ダレ」と読みます。
Alcinoō はAlcinous,-ī m.(アルキノウス)の単数・与格です。
pōma はpōmum,-ī n.(果実)の複数・対格です。
dare は不規則動詞dō,dare(与える)の不定法・能動態・現在です。
「アルキノウスに果実を与えること」と訳せます。

<補足>
アルキノウスは、『オデュッセイア』に登場するパイアーケス人の王で、その宮殿には一年中豊かな果実を実らせる果樹園がありました。そのため、「アルキノウスに果実を贈る」とは、すでに十分に持っている人に同じものを贈ること、すなわち「余計なことをする」「釈迦に説法」に近い意味の表現となりました。

オウィディウスは『黒海からの手紙』4.2.9–10で、次のように述べています。

Quis mel Aristaeō, quis Bacchō vīna Falerna,
Triptolemō frūgēs, pōma det Alcinoō?
「誰がアリスタエウスに蜂蜜を、バックスにファレルヌムの酒を、
トリプトレモスに穀物を、アルキノウスに果実を贈ろうか。」

ここで det は dō,dare の接続法・現在で、「いったい誰が~を与えようか」という修辞疑問を作っています。

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー『神々の本性について』(岩波書店)、ネポース『英雄伝』(講談社学術文庫)、プラウトゥス『カシナ』、テレンティウス『兄弟』、ルクレ―ティウス『事物の本性について』(いずれも京都大学学術出版会)。単著に『ローマ人の名言88』(牧野出版)、『しっかり学ぶ初級ラテン語』、『しっかり身につくラテン語トレーニングブック』、『ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」』(いずれもベレ出版)、『お山の幼稚園で育つ』(世界思想社)。

コメント

コメント一覧 (3件)

  • Ovidius, Epistulae ex Ponto 4.2.9-10
    ​”Quis mel Aristaeo, quis Baccho vina Falerna, Triptolemo fruges, poma det Alcinoo?”
    좋은 내용 감사합니다. 잘 공부하고 았어요.
    대한민국. Amicus magnus et verus.

    • コメントありがとうございます。オウィディウスの原文までお示しくださり、とても参考になりました。記事にも出典を補足したいと思います。

      감사합니다. 라틴어 공부에 도움이 되었다니 기쁩니다.
      これからもどうぞよろしくお願いいたします。

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