Audemus jura nostra defendere.

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語彙と文法

「アウデームス・ユーラ・ノストラ・デーフェンデレ」と読みます。
audēmusは第2変化動詞audeō,-ēre(あえて~する)の直説法・能動態・現在、1人称複数です。
jūraは第3変化名詞jūs,jūris n.(法)の複数・対格です。
nostraは1人称複数の所有形容詞noster,-tra,-trumの中性・複数・対格で、jūraにかかります。
dēfendereはdēfendō,-ere(守る)の不定法・能動態・現在です。
「我々はあえてわれわれの法を守ることを行う」と訳せます。

補足説明

「あえて~する」というのは辞書の基本的な訳例で、実際には「勇気をもって~する」と訳してよいケースが多いです。この文もそれをあてはめると、「我々は勇気をもって自分たちの法を守り抜く」と訳してよいでしょう。
アラバマ州の標語です。

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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