Nolite judicare, et non judicabimini.

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「ノーリーテ・ユーディカーレ・エト・ノーン・ユーディカービミニー」と読みます。
Nolite は「望まない」を意味する不規則変化動詞 nolo の命令法・現在・二人称・複数です。不定法を伴って、「・・・することを望んではならない」、すなわち「・・・しようと思うな」という意味になります。
judicare は「裁く」を意味する第一変化動詞 judico の不定法・能動相・現在です。
et は命令法とともに用いられた場合、「・・・せよ(するな)そうすれば」という意味を表します。
judicabimini は judico の直説法・受動相・未来、二人称・複数です。「あなたがたは裁かれないだろう」という意味になります。
「(おまえたちは)裁くな、そうすれば、裁かれないだろう」と訳せます。
『聖書』の言葉です。

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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