Fervet opus.

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ウェルギリウス

語彙と文法

「フェルウェト・オプス」と読みます。
fervet は「熱くなる、沸騰する」を意味する第2変化動詞 ferveō,-ēre の直説法・能動態・現在、3人称単数です。
opusは第3変化名詞opus,operis n.(仕事)の単数・主格で、文の主語です。
「仕事が熱を帯びる」、「作業が白熱する」と訳せます。
ウェルギリウスの『アエネーイス』第一巻に見られる比喩表現の一部です(1.436)。

背景の文脈

ミツバチの勤勉な労働がこのように表現されています。カルタゴ人の勤勉な労働ぶりがミツバチの労働にたとえられています。前作『農耕詩』第4巻のミツバチの描写をふまえています。

ウェルギリウス

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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