「ウィデーレ・エスト・クレーデレ」と読みます。
vidēre は「見る」を意味する第2変化動詞 videō,-ēre の不定法・能動態・現在です。
estは不規則動詞sum,esse(である)の直説法・現在、3人称単数です。英語のisに相当します。
crēdere は「信じる」を意味する第3変化動詞 crēdō,-ere の不定法・能動態・現在です。
vidēre を主語、crēdere を補語と考えると、「見ることは信じること」と訳せます。
「百聞は一見にしかず」という意味になります。

新聞やテレビ、インターネットのないローマ時代でしたが、情報は人々の肉声によってあっという間に拡散したようです。ウェルギリウスには「噂は飛ぶ」(Fāma volat.)という印象的な表現があります(Aen. 8.554)。ローマ人にとって「噂」(Fāma)は、羽根をもつ「噂の女神」でもありました。ウェルギリウスによると、彼女は空を飛び、「虚偽と邪悪に執着する一方、真実の使者でもある」(Aen. 4.188 tam fictī prāvīque tenax quam nuntia vērī)恐ろしい女神でした。







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