「ネー・ガウデアース・ウァーニース」と読みます。
nēは接続法を伴い「~するな」を意味します。nē gaudeāsで「喜ぶな」となります。
gaudeāsはgaudeō,-ēre(喜ぶ)の接続法・能動態・現在、2人称単数です。
vānīsはvānum,-ī n.(無益なもの)の複数・奪格です(「手段の奪格」)。
直訳は、「無益なものによって(vānīs)喜ぶ(gaudeās)な(nē)」です。
日本語では「無益なものを喜ぶな」とすると自然です。岩波訳は、「虚妄に喜ばぬことだ」となっています。
セネカの『倫理書簡集』に見られる言葉です(Sen.Ep.23.2)。
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