「スッムム・ネク・メトゥアース・ディエム・ネク・オプテース」と読みます。
summum は基本的には「最高の」を意味します(比較級は superior)が、ここでは「日」を表す第5変化名詞 dies (ディエース)の対格にかかり、「最後の日」(=死を迎える日)を意味しています。
nec A nec B の構文に注意します。「A も B も共に・・・ない」という意味になります。
metuas は「恐れる」を意味する第3変化動詞 metuo の接続法・現在・二人称・単数の形です。
nec metuas で「あなたは(最後の日を)恐れてはならない」となります。metuas は接続法なので nec と併せて禁止を意味します。
optes は「望む」を意味する第1変化動詞 opto の接続法・現在・二人称・単数です。これも nec と併せて「あなたは(最後の日を)望んではならない。」となります。
「あなたは最後の日を恐れても望んでもならない。」という意味になります。
ローマの風刺詩人マルティアーリスの言葉です。
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