「ストゥルトゥム・ファキト・フォルトゥーナ・クゥェム・ウルト・ペルデレ」と読みます。
stultum は「愚かな」を意味する第一・第二変化形容詞 stultus, -a, -um の男性・単数・対格です。この文では名詞として使われています。「愚かな者を」と訳せます。
facit は「つくる」を意味する第三変化動詞 facio の直説法・能動相・現在、三人称・単数です。主語は Fortuna です。
Fortuna は「運命の女神」を意味する第一変化名詞 Fortunaの単数・主格です。
quem は関係代名詞、男性・単数・対格です。先行詞は省略されていて、「quem 以下の者を」と訳せます。
vult は「望む」を意味する不規則動詞 volo の直説法・能動相・現在、三人称単数です。不定法を目的語に取ります。主語は Fortuna とみなせます。
perdere は「滅ぼす、破滅させる」を意味する第三変化動詞 perdo の不定法・能動相・現在です。
全体をまとめると、「運命の女神は破滅させたいと思う者を愚かにする」と訳せます。
プブリリウス・シュルスの言葉です。
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