ラテン語格言

Sera, tamen tacitis Poena venit pedibus.

2018年10月20日

「セーラ・タメン・タキティース・ポエナ・ウェニト・ペディブス」と読みます。
sēra は「遅い」を意味する第1・第2変化形容詞 sērus,-a,-um の女性・単数・主格です。 Poena と「性・数・格が一致」します。ただし、「遅いPoena」と訳すと意味が不鮮明になります。この文の場合「Poena は遅く」と形容詞を副詞的に訳すのがコツです(「形容詞の副詞的用法」)。
tamen は「しかし」という意味です。
tacitīs は「静かな」を意味する第1・第2変化形容詞 tacitus,-a,-um の男性・複数・奪格で、pedibus にかかります。
Poena は普通名詞では「罰」、ここでは神格化され「罰を与える女神」の意味で使われています。(ポエナはペナルティーの語源です)。
venit は「来る、訪れる」を意味する第4変化動詞 veniō,-īre の直説法・能動態・現在、3人称単数です。
pedibus は第3変化名詞 pēs,pedis m.の複数・奪格です。「(静かな)足取りで」となります(「随伴の奪格」)。
「遅く、しかし静かな足取りで罰の女神は訪れる。」と訳せます。
のティブッルスの言葉です(1.9.4)。
老子の「天網恢恢(てんもうかいかい)疎(そ)にして漏らさず」を思い出します。

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