Populi Romani est propria libertas.

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「ポプリー・ローマーニー・エスト・プロプリア・リーベルタース」と読みます。
populīは「国民」を意味する第2変化名詞 populus,-ī m. の単数・属格です。
Rōmānī は「ローマの」を意味する第1・第2変化形容詞 Rōmānus,-a,-um の男性・単数・属格で、populīにかかります。
propria は、「固有の、特有の」を意味する第1・第2変化形容詞 proprius,-a,-um の女性・単数・主格で、lībertās と性・数・格が一致します。文の補語です。
形容詞 proprius は属格を支配します。「<名詞の属格形>に固有の」という意味になります。
lībertās は「自由」を意味する第3変化名詞lībertās,-ātis f.の単数・主格で、この文の主語です。
「自由はローマ国民固有のものである」という意味になります。
キケローの『アントニウス弾劾弁論』に見られる言葉です。

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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