Aquam a pumice nunc postulas.

  • URLをコピーしました!
プラウトゥス

語彙と文法

「アクゥァム・アー・プーミケ・ヌンク・ポストゥラース」と読みます。
aquam は「水」を意味する第1変化女性名詞 aqua,-ae f. の単数・対格です。
ā は「<奪格>から」を意味する前置詞です。
pūmice は「軽石」を意味する第3変化名詞 pūmex,-micis c. の単数・奪格です。
postulās は「求める、要求する」を意味する第1変化動詞 postulō,-āre の直説法・能動態・現在、2人称単数です。
「おまえは今軽石に水を要求している」と訳せます。
「ない袖は振れぬ」という意味です。
ローマの喜劇詩人プラウトゥスの『ペルシア人』に見られる表現です(Pers.41)。

文献案内

プラウトゥスの作品は京大出版会の翻訳で読むことが出来ます。

ローマ喜劇集 (1) (西洋古典叢書)

ローマ喜劇集 (1) (西洋古典叢書)

プラウトゥス

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

コメント

コメントする

目次