「クゥィド・クゥィド・アモル・ユッシト・ノーン・エスト・コンテムネレ・トゥートゥム」と読みます。
quidquid は、不定関係代名詞 quisquis の中性・単数・対格です。関係代名詞と同じ変化をします。「・・・するところの物何でも」と訳せます。
Amor は「愛、恋」を神格化した表現です。男性・単数・主格です。「愛の神が」と訳せます。
iussit は「命令する」を意味する第2変化動詞 iubeo の直説法・能動相・完了、三人称・単数です。主語は Amor です。
contemnere は「軽視する、軽蔑する」を意味する第三変化動詞 contemno の不定法・能動相です。
tutum は「安全な」を意味する第一・第二変化形容詞 tutus, -a, -um の中性・単数・主格です。non est … tutum で「安全ではない」となります。主語に当たるのが contemnere (不定法)です。不定法は中性・単数扱いします。
Quidquid…iussit の従属文(名詞節)が contemnere の目的語になっています。「愛の神が命じたことは何であれ、それを軽蔑することは安全ではない」という意味になります。
オウィディウスの言葉です。
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