語彙と文法
「アウト・インウェニアム・ウィアム・アウト・ファキアム」と読みます。
autは「あるいは」を意味する接続詞で、aut A aut Bの構文で用いられるとき、「AかまたはB」、「AさもなくばB」と訳せます。
典型的な用例として、Aut disce, aut discēde.(学べ、さもなくば去れ)があります。
inveniamは「発見する」を意味する第4変化動詞 inveniō,-īreの接続法・能動態・現在、1人称単数です。この接続法は「意思」を表し、「発見しよう」と訳します。
viamは「道」を意味する第1変化名詞 via,-ae f.の単数・対格です。inveniamの目的語です。
faciamは「作る」を意味する第3変化動詞 faciō,-ereの接続法・能動態・現在、1人称単数です。この接続法は inveniamと同じく「意思を表します。省略されたviamを目的語にします。
「私は道を見出そう。さもなくば道を作ろう」と訳せます。
カルタゴのハンニバルの言葉とされています。

文頭のAutを省いた形でも知られます。意味は変わりません。