「マグナ・ウォルイッセ・マグヌム」と読みます。
magna は「偉大な」を意味する第1・第2変化形容詞 magnus,-a,-um の中性・複数・対格です。名詞的に用いられ、「偉大なことを」と訳せます。
voluisse は「望む」を意味する不規則動詞 volō,velle の不定法・能動態・完了です。「志したことが」と訳してもよいでしょう。この不定法がこの文の主語になります。
動詞は est が省略されています。
magnum はこの文の補語です。主語である voluisse が不定法(完了)なので、これを中性・単数・主格として扱うため、補語もそれと性・数・格が一致します。
「偉大なことを」(magna)「欲したことが」(voluisse)「偉大」(magnum)「である」(est)という意味になります。
英語に Deeds, not words. (言葉ではなく、行動)という表現があり、これはこれで好きな言葉なのですが、上にご紹介したラテン語も、理想を掲げることの大切さを忘れぬためにも心に刻みたい言葉です。
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