Animo imperabit sapiens, stultus serviet.

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「アニモー・インペラービト・サピエンス・ストゥルトゥス・セルウィエト」と読みます。
animō は「精神、心」を意味する第2変化名詞 animus,-ī m. の単数・与格です。
imperābit は「命令する、支配する」を意味する第1変化動詞 imperō,-āre の直説法・能動態・未来、3人称単数です。与格を補語に取ります。
sapiens は「智恵ある者、賢者」を意味する第3変化名詞sapiens,-entis m.の単数・主格です。
stultus は「愚かな者、愚者」を意味する第2変化名詞stultus,-ī m.の単数・主格です。
serviet は「隷属する、仕える、従う」を意味する第4変化動詞、serviō,-īre の直説法・能動態・未来、3人称単数です。与格を補語に取ります。この文では animō です(省略されているのを補う)。serviet animōで「心に隷属するだろう」。
「賢者は心を支配し、愚者は心に隷属するだろう」と訳せます。
プブリリウス・シュルスの言葉です。

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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