「レーグム・オムネース・セルウィー・スムス・ウト・リーベリー・エッセ・ポッシームス」と読みます。
legum は「法律」を意味する第3変化名詞 lex の複数・属格です。servi にかかります。
「すべて」を意味する第3変化形容詞 omnes はこの文の主語である nos (一人称複数・主格)と同格で、男性・複数・主格です。なお nos は省略されています。
servi は「奴隷」を意味する第2変化男性名詞 servus の複数・主格です。
sumus は「・・・である」を意味する不規則変化動詞 sum の直説法・能動相・現在・1人称・複数です。
ここまでをまとめると、「我々は皆法律の奴隷となる。」
ut は目的文を導きます。続く従属文の動詞は接続法になります。
liberi は「自由な」を意味する第1・第2変化形容詞 liber の男性・複数・主格です。
esse は sum の不定法・能動相です。
possimus は不規則変化動詞 possum の接続法・現在・一人称・複数です。
ut 以下は「我々が自由でありうるために」となります。
「我々は皆、自由であり得るために法律の奴隷となる。」と訳せます。
キケローの言葉です。
Legum omnes servi sumus ut liberi esse possimus.