Sat celeriter fieri quidquid fiat satis bene.

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「サト・ケレリテル・フィエリー・クィドクィド・フィーアト・サティス・ベネ」と読みます。
sat と satis は「十分に」を意味する副詞です。
celeriter は「早く」を意味する副詞です。
fieri は「つくる」を意味する動詞 facio の受動の形 fio(なる)の不定法です。
quidquid は 「・・・するものはなんであれ」を意味する不定関係代名詞 quisquis の中性・単数・主格です。
fiat は「なる」を意味する不規則動詞 fio の接続法・能動相・現在、三人称単数です。
bene は「よく、うまく、立派に」を意味する副詞です。
「じゅうぶん立派にできるものは何であれ、十分早くできあがる(と言える)」と訳せます。
「立派に出来れば十分早い」と意訳できます。
スエトニウス、ローマ皇帝伝でアウグストゥスのモットーの一つとして紹介される言葉です。

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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