In principio creavit Deus caelum et terram.

  • URLをコピーしました!

語彙と文法

「イン・プリンキピオー・クレアーウィト・デウス・カエルム・エト・テッラム」と読みます。
マクロンをつけると、In principiō creāvit Deus caelum et terram.となります。
Inは「<奪格>の中に」を意味する前置詞です。
principiōは、principium,-ī n.(初め)の単数・奪格です。
In principiōは熟語で「初めに」を意味します。
creāvit は creō,-āre(つくる)の直説法・能動態・完了、3人称単数です。主語はDeusです。
Deusはdeus,-ī m.(神)の単数・主格です。文の主語です。
caelumはcaelum,-ī n.(天)の単数・対格です。creāvitの1つ目の目的語です。
etは「そして」。caelumとterramをつなぎます。
terramはterra,-ae f.(大地)の単数・対格です。creāvitの2つ目の目的語です。
直訳は「初めに(In principiō)、神は(Deus)、天(caelum)と(et)地を(terram)つくった(creāvit)」となります。
この世の始まりについて語った旧約聖書(創世記』1.1)の言葉です。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

コメント

コメントする

目次