Libri sunt magistri qui nos instruunt sine virgis et ferula.

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「リブリー・スント・マギストリー・クゥィー・ノース・インストゥルウント・シネ・ウィルギース・エト・フェルラー」と読みます。
libriは「本」を意味する第2変化名詞 liber,-bri m. の複数・主格です。
suntは「~である」を意味する不規則動詞 sum の直説法・現在、3人称複数です。
magistriは「先生、教師」を意味する第2変化名詞 magister,-tri m. の複数・主格です。
quiは関係代名詞、男性・複数・主格で、先行詞はmagistriです。
nos は「我々」を意味する1人称複数の人称代名詞nosの対格です。
instruunt は「教える」を意味する第3変化動詞 instruo の直説法・能動態・現在、3人称複数です。
sine は「~なしに」を意味する奪格支配の前置詞です。
virgis は「若枝、棒」を意味する第1変化名詞 virga,-ae f. の複数・奪格です。
ferulaは「むち、杖」を意味する第1変化名詞 ferula,-ae f. の単数・奪格です。
「本は棒や鞭なしに私たちに教えてくれる教師である」と訳せます。

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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