「アクタ・デオース・ヌンクゥァム・モルターリア・ファッルント」と読みます。
actaは「行為」を意味する第2変化名詞 actum,-ī n. の複数・主格です。
deōsは「神」を意味する第2変化名詞deus,-ī m. の複数・対格です。
numquam は「けっして~ない」を意味する副詞です。
mortāliaは「人間の」を意味する第3変化形容詞 mortālis,-e の中性・複数・主格です。actaにかかります。
falluntは「欺く」を意味する第3変化動詞fallō,-ere の直説法・能動態・現在、3人称複数です。
「人間の行いは神々をけっして欺かない」と訳せます。
語順が込み入っていてわかりづらいですが、主語はActa…mortālia、動詞は fallunt、目的語は deōsになります。
オウィディウスの『悲しみの歌』に見られる表現です(Ov.Tr.1.2.95)。
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