Laus nova nisi oritur, etiam vetus amittitur.

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「ラウス・ノウァ・ニシ・オリトゥル・エティアム・ウェトゥス・アーミッティトゥル」と読みます。
laus は「賞賛、名声」を意味する第三変化女性名詞、単数主格です。
nova は「新しい」を意味する第一・第二変化形容詞 novus, -a, -um の女性・単数・主格です。laus にかかります。
nisi は「もし・・・でなければ」という意味の接続詞です。
oritur は「生じる、起こる」という意味の第四変化の形式所相動詞 orior の直説法・受動相(意味は能動)現在、三人称単数です。
etiam は「・・・さえ」を意味する副詞です。
vetus は「古い」を意味する第三変化形容詞、女性・単数・主格です。laus が次に省略されています。
amittitur は「失う」を意味する amitto の直説法・受動相・現在、三人称複数です。後半は「古い賞賛さえ失われる」という意味です。
「新しい賞賛が生まれなければ、古い賞賛も失われてしまう」という意味になります。
プブリリウス・シュルスの言葉です。

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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