Certa mittimus dum incerta petimus.

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「ケルタ・ミッティムス・ドゥム・インケルタ・ペティムス」と読みます。
certa は「確実な」という意味の第1・第2変化形容詞certus,-a,-umの複数・中性・対格で、ここでは名詞的に使われています。「確実なものを」と訳します。mittimusの目的語です。
mittimusは「失う」を意味する第3変化動詞 mittō,-ere の直説法・能動態・現在、1人称複数です。
一般にはāmittimus の形で知られますが、プラウトゥスの原文ではmittimusです。
dum は「~する間」を意味する接続詞です。
incertaは第1・第2変化形容詞incertus,-a,-um(不確かな)の中性・複数・対格です。ここでは名詞的に使われています。「不確かなものを」と訳します。ptetimusの目的語です。
petimusはpetō,-ere(求める)の直説法・能動態・現在、1人称複数です。
「われわれは不確実なものを求める間、確実なものを失う。」という意味です。
プラウトゥスの言葉です(Ps.685)。

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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