Inprimis hominis est propria veri inquisitio atque investigatio.

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語彙と文法

「インプリーミース・ホミニス・エスト・プロプリア・ウェーリー・インクゥィーシーティオー・アトクゥェ・インウェスティーガーティオー」と読みます。
inprimis は「特に、とりわけ」を意味する副詞です。
hominisは「人間」を意味する第3変化名詞 homoの単数・属格です。
propriaは「<属格>に固有の」を意味する第1・第2変化形容詞 proprius,-a,-um の女性・単数・主格です。
veriは「真理」を意味する第2変化名詞 verumの単数・属格です。
inquisitioは「探求」を意味する第3変化女性名詞、単数・主格です。
investigatioは「追求」を意味する第3変化女性名詞・単数・主格です。
「とりわけ、真理の探究と追求は人間に固有のものである」と訳せます。
キケローの『義務について』(1.13)に見られる表現です。

InprīmīsはImprīmīsのつづりでも用いられます。むしろIn prīmīsと分かち書きするケースが多いです。

義務について (岩波文庫 青 611-1)
キケロー 泉井 久之助
4003361113

Cicero

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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