Non omne quod nitet aurum est.

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語彙と文法

「ノーン・オムネ・クゥォド・ニテト・アウルム・エスト」と読みます。
omneは「すべて」を意味する第3変化形容詞 omnis,-e の中性・単数・主格です。形容詞ですが、「すべて」を意味する名詞として使われています。この文の主語です。
quodは関係代名詞、中性・単数・主格です。先行詞はomneです。
nitetは「輝く」を意味する第2変化動詞 niteō,-ēre の直説法・能動態・現在、3人称単数です。
aurumは「黄金、金」を意味する第2変化名詞 aurum,-ī n. の単数・主格です。文の補語です。
「輝くものすべてが黄金とは限らない」と訳せます。

類似表現

Ignis aurum probat. 火は黄金を試す。(セネカ)

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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