「オポルテト・フェッルム・トゥンデレ・ドゥム・ルベト」と読みます。
oportetは「<不定法>をなすべきである」を意味する非人称動詞oportet,-ēre の直説法・能動態・現在、3人称単数です。
ferrumは「鉄」を意味する第2変化名詞 ferrum,-ī n.の単数・対格で、tundereの目的語です。
tundereは「打つ、たたく」を意味する第3変化動詞 tundō,-ereの不定法・能動態・現在です。Oportetがこの不定法を要求します。
dumは「~する間」を意味する接続詞です。
rubetは「赤い、赤くなる」を意味する第2変化動詞 rubeō,-ēre の直説法・能動態・現在、3人称単数です。主語としてferrum(単数・主格)を補って理解します。
直訳は「鉄を(ferrum)打つことを(tundere)なすべきである(Oportet)、それ(鉄)が(<ferrum>)赤い(rubet)間に(dum)」となります。
「鉄は熱いうちに打て」という意味のことわざです。
Latin Proverbs: Wisdom from Ancient to Modern Times
Waldo E. Sweet