語彙と文法
「ウェール・ノーン・ウーナ・ディエース・ノーン・ウーナ・レドゥーキト・ヒルンドー」と読みます。
vērは「春」を意味する第3変化名詞 vēr,vēris n. の単数・対格です。
中性なので主格と対格が同じ形です。文頭なので主語と思うのも自然ですが、この文ではredūcitの目的語です。
ūnaは「一つの」を意味する代名詞的形容詞 ūnus,-a,-um の女性・単数・主格です。diēsにかかります。
diēsは「日」を意味する第5変化名詞diēs,-ēī c. 単数・主格です。
この名詞は男性名詞の用例と女性名詞の用例の両方が見つかります。この文ではūnaの形から女性名詞です。
redūcitは「連れ戻す」を意味する第3変化動詞 redūcō,-ere の直説法・能動態・現在、3人称単数です。
hirundōは「ツバメ」を意味する第3変化名詞hirundō,-dinis f. の単数・主格です。
「一日が春を連れ戻すのではない。一羽のツバメが春を連れ戻すのではない」と訳せます。
類似表現
Flōs ūnus nōn facit hortum. 一輪の花が庭を造るのではない。