Faber est suae quisque fortunae.

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「ファベル・エスト・スアエ・クゥィスクゥェ・フォルトゥーナエ」と読みます。

faberは「職人、作者」を意味する第2変化名詞 faber,-brī m. の単数・主格です。文の補語です。

suaeは「自分の」を意味する3人称の所有形容詞 suus,-a,-umの女性・単数・属格です。fortūnaeにかかります。

quisqueは「めいめい、各人」を意味する不定代名詞 quisque,quaeque,quidqueの男性・単数・主格です。文の主語です。

fortūnaeは「運命」を意味する第1変化名詞fortūna,-ae f. の単数・属格です。

「めいめいが自分の運命の作者である」と訳せます。

「めいめいが自らの運命を作る主体である」と解釈できます。

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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