Non uno ictu arbor cadit.

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「ノーン・ウーノー・イクトゥー・アルボル・カディト」と読みます。
ūnōは「一つの」を意味する第1・第2変化形容詞ūnus,-a,-umの男性・単数・奪格です。ictūにかかります。
ictūは「打撃」を意味する第4変化名詞ictus,-ūs m.の単数・奪格です。
arborは「木」を意味する第3変化名詞arbor,-ōris m.の単数・主格です。
caditは「落ちる、倒れる」を意味する第3変化動詞cadō,-ere の直説法・能動態・現在、3人称単数です。
「木は一撃によって倒れない」と訳せます。
継続的な努力の大事さを伝える格言です。

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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