語彙と文法
「ラーディクス・マロールム・エスト・クピディタース」と読みます。
rādixは「根、根本」を意味する第3変化名詞 rādix,-icis f. の単数・主格です。この文の補語になります。
malōrumは「悪」を意味する第2変化名詞malum,-ī n. の複数・属格で、rādixにかかります。
cupiditāsは「欲望」を意味する第3変化名詞 cupiditās,-ātis f.の単数・主格で、この文の主語です。
「欲望は諸悪の根源である」と訳せます。
文法的にrādixを主語とみなすことは可能です。その場合、「諸悪の根源は欲望である」と訳せます。
新約聖書の言葉です(「テモテ前書」6章10節)。