語彙と文法
「コンテムニテ・パウペルターテム」と読みます。
contemnite は「軽蔑する」を意味する第3変化動詞 contemnō,-ere の命令法・能動態・現在、2人称複数です。
paupertātem は「困窮、貧困」を意味する第3変化名詞 paupertās,-ātis f. の単数・対格です。
「困窮を軽視せよ」と訳せます。
「(自分の)貧しさを軽視せよ」とも訳せます。
貧しい暮らしを馬鹿にせよ、と言っているのではありません。自分の人生にとって貧しさが何だ、そんなものとるに足らないぞ、もっと大事なことがあるではないか、と言うのです。
ローマの哲人セネカの言葉です(Prov.6.6)。
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