Sermo mollis frangit iram.

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語彙と文法

「セルモー・モッリス・フランギト・イーラム」と読みます。
sermō は「言葉」を意味する第3変化名詞、単数・主格です。
mollis は「柔らかい」を意味する第3変化形容詞mollis,-e、男性・単数・主格です。sermō にかかります。
frangit は「打ち砕く、和らげる」を意味する第3変化動詞 frangō,-ere の直説法・能動態・現在、3人称単数です。
īram は「怒り」を意味する第1変化名詞 īra,-ae f. の単数・対格です。frangit の目的語です。
「柔らかい言葉が怒りを和らげる」と訳せます。
典拠不明の格言です。

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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