Felix qui nihil debet.

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「フェーリクス・クゥィー・ニヒル・デーベト」と読みます。
fēlix は第3変化形容詞fēlix,-īcis(幸福な)の男性・単数・主格です。文の補語です。
quī は関係代名詞quī,quae,quodの男性・単数・主格です。先行詞は省略されています。「~するところの者は」と訳せます。
nihil は英語の nothing に相当し、日本語で強いて訳せば「無」となります。中性・単数・対格です。
dēbet は「負う」を意味する第2変化動詞 dēbeō,-ēre の直説法・能動態・現在、3人称単数です。
「無を(nihil)負う(dēbet)」とは「借りがない、借金がない」という意味です。
「借金のない人は幸福である」と訳せます。

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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