Fecundi calices quem non fecere disertum?

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「フェークンディー・カリケース・クェム・ノーン・フェーケーレ・ディーセルトゥム」と読みます。
fēcundī は「豊富な」を意味する第1・第2変化形容詞、男性・複数・主格です。calicēsにかかります。
calicēs は「葡萄酒」を意味する第3変化名詞 calix,calicis m. の複数・主格です。
quem は疑問代名詞 quis の男性・単数・対格です。「誰を」と訳します。
fēcēre は「(AをBに)する」を意味する第3変化動詞 faciō,-ere の直説法・能動態・完了、3人称複数です。
dīsertum は「雄弁な」を意味する第1・第2変化形容詞dīsertus,-a,-umの男性・単数・対格です。
「豊富なぶどう酒は誰を雄弁にしなかったか(必ずした)」と訳せます。
ホラーティウスの表現です(Carm.3.21)。

ホラティウス全集
鈴木 一郎
4472119013

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー『神々の本性について』(岩波書店)、ネポース『英雄伝』(講談社学術文庫)、プラウトゥス『カシナ』、テレンティウス『兄弟』、ルクレ―ティウス『事物の本性について』(いずれも京都大学学術出版会)。単著に『ローマ人の名言88』(牧野出版)、『しっかり学ぶ初級ラテン語』、『しっかり身につくラテン語トレーニングブック』、『ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」』(いずれもベレ出版)、『お山の幼稚園で育つ』(世界思想社)。

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