Ibi semper est victoria, ubi concordia est.

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語彙と文法

「イビ・センペル・エスト・ウィクトーリア・ウビ・コンコルディア・エスト」と読みます。
ibi は「そこに」を意味する副詞です。
semper は「いつも」を意味する副詞です。
victōria は「勝利」を意味する第1変化名詞victōria,-ae f.の単数・主格です。
ubi は「~するところに」を意味する関係副詞です。英語のwhereに相当します。
concordia は「調和」を意味する第1変化名詞concordia,-ae f.の単数・主格です。
est は「ある」を意味する不規則動詞 sum,esse の直説法・現在、3人称単数です。
「調和のあるところ、そこにはいつも勝利がある」と訳せます。
プブリリウス・シュルス、『金言集』の言葉です。

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

コメント

コメント一覧 (2件)

  • 先回の下記コメントは削除お願いします。
    「素晴らしいサイトを有難うございます。
    本文中の「プブリリウス・シュルス」は
    「プブリウス・シュルス」のことではないでしょうか。」

    貴原文の方が正しいことが分かりました。
    大変失礼しました。

  • シュルスの名前は私も最初同じことを思っていました。「リ」は一つではないかと。綴りは、Publilius Syrusですね。

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