Aut amat aut odit mulier.

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「アウト・アマト・アウト・オーディト・ムリエル」と読みます。
autは「あるいは」を意味する接続詞です。aut A aut B の構文は「AまたはB」と訳せます。
amat は「愛する」を意味する第1変化動詞 amō,-āre の直説法・能動態・現在、3人称単数です。
ōdit は「憎む」を意味する不完全動詞ōdī,ōdisseの直説法・能動態・完了(ōdi は完了で現在時称を表す)、3人称単数です。
mulier は「女性、婦人」を意味する第3変化名詞mulier,-eris f.の単数・主格です。
「女性は愛するか憎むかどちらかである」と訳せます。
表題のあとに、nihil est tertium (三つ目はない、三つ目の選択肢はない)という言葉が続きます。
プブリリウス・シュルスの言葉です。

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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