ラテン語格言 第2部の例文

Tempus edax rerum.

「テンプス・エダクス・レールム」と読みます。
tempusは「時間」を意味する第3変化名詞 tempus,-oris n. の単数・主格です。
edaxは「貪欲な、大食する、むさぼり食う、破壊的な」を意味する第3変化形容詞 edax,-acis の中性・単数・主格です。この単語は「食べる、食い尽くす」を意味する動詞 edoに由来する語です。
rerumは「事物」を意味する第5変化名詞 res,rei f.の複数・属格です。「目的語的属格」とみなせます。この場合のrerumは「万物」と訳してもよいでしょう。
「時間は万物をむさぼり食う」(estを補う。edaxは形容詞の述語的用法)、あるいは「万物をむさぼり食う時間」(edaxは形容詞の属性的用法)という意味になります。
「時間」を大食漢に見立てた擬人的表現です。
オウィディウスの『変身物語』に見られる言葉です(Met.15.234)。

オウィディウス 変身物語〈下〉 (岩波文庫)
オウィディウス Publius Ovidius Naso
4003212029

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